第6回癒しのまちプロジェクト

2022年5月23日 11:00-12:00

参加者:高木裕樹牧師、井上正人氏、川上哲弥氏、川上こづえ氏、菅原慎司

今日は、このプロジェクト発足の経緯と、これからのビジョン、どのような会になっていくとよいか、を中心に思いや考えを共有しました。


【経 緯】

米沢興譲教会のこれからを担う教会員を、と高木牧師から菅原に声をかけてもらったのがきっかけ。そんな折に、大阪府堺市で20余年の歴史を持つシャローム株式会社の俣木泰和園長が渡米(沢)。話が盛り上がる内に、「障がい者の社会復帰を支援する」ために起業したいと志をもって、同じく大阪から、1年前に渡米(沢)していた川上氏も加わり、天童市の大きな施設に見学できる道が開かれて、その研修報告をしたのが始まり(第1回参照)。

米沢市内で介護・医療などの福祉事業が、教会を土台に広がっていくことに使命をもつメンバーが集められました。

【それぞれの近況報告】

井上兄:今までは教員として、子供たちとは、指導をする側とされる側、という関係だった。それが、今は、子供たちにいかに安心、安全で穏やかに過ごしてもらうか、に焦点をあてて関わっている。

これまでの教員観に縛られると、子供たちに生活する力をつけさせようとつい指導しがちだが、そういう役割は求められていないと、縛りから解放され、純粋に子供たちの存在に関わって、喜びをもらっている。

川上兄:障がい者の社会復帰を、と米沢に来てみたが、言葉がきれいごとに聞こえてしまい、答えが見つからないままだったが、教会にきて、自分の力で導くのではない、と腑に落ちて以来、やらなきゃいけない、という肩の力が抜けた。起業するため「0」から「1」を築き上げるという自分の分をしっかり担い、それ以外は心配することはないと思える。

米沢興譲教会で神の愛の実体に私自身が触れて変えられたように、これに触れれば障がいを持った方々も癒され、自立することができると確信しているので、「米沢に来るとできなかったことができる」という希望になることを描いている。

高木牧師:5/22礼拝後に教会総会があり、その場で、これからの教会像を共有した。教会に何をしてもらうか、より、教会に何ができるか、という信徒に恵まれるなか、教会の存在理由とは何か、具体的に世の中に教会が訴えかけていくために、このプロジェクトに賛同する魂が起こされていくことを確信している。

菅原:大型連休中にコロナに罹患し、10日の自宅療養を過ごした。スタッフや関係者には多大なご迷惑をおかけしたが、この10日間で、忙しさにかまけて怠っていた聖書を読み、祈る時間を取り戻すことができた。療養中。リーダー不在の現場を案じたものの、復帰してみて、スタッフ一人一人がそれぞれに内住のリーダーがおられることを確かめることができた。

【高木牧師より「それぞれの現場での喜びをおしえてください」】

川上兄:人の変化を見ること…40代50代の精神障がいを持った方々の社会復帰を、と考えていたが、今の現場は子供たち。子供の可能性、そのエネルギーに当惑することの方が多いのが現状。

今秋に妻が出産の予定だが、自分がこれから父親になると思うと、義父が良き父のモデリングとなっているので、その姿を見て、近づいていきたい。

川上姉:産休に入る前に違う(バレエの)先生に交代の引継ぎをする中、幼い子供たちとの関わりに穴をあけることに、もう会えないかもしれない子供たちに関わる時間があまりにも限られており、刹那的な気持ちになったが、一人の幼稚園児から「中学生になっても大人になっても先生から習いたい!」と言われ、たとえ今日が最後の日だとしても、この子に関わって良かった、と思えた。次世代に種を残す仕事の尊さを感じた。

井上兄:これまでは養護学校の教員をしてきたが、今は放課後デイという畑違いの仕事。肢体が不自由な子が6割、小学生から高校生までいる。教員の時、できる/できないという目で子供たちを見ていたが、今は子供たち、どんな子もみんなかわいい、とそう純粋に思える自分に喜びを感じている。「今」に焦点を合わせてこの喜びに浸っているので、先のことはおまかせしている。

菅原:年が倍も違う高齢者が同じ目線になってくれて、日常生活の他愛もないことで一緒に楽しんだり喜んだりできること、その関わりのなかで、自分が神に愛されていると感じることができることに喜びを感じる。特に認知症の方は、井上さんのおっしゃるように「今」に焦点を合わせる方々。そんな方々と毎日一緒にいるので、少しでもそれに似せられていけるのは嬉しい。

高木牧師:昨日の教会総会で確認した教会の存在意義。私たちの宣言にある4つの宣言一つ一つがこのプロジェクトを表していると感じた。このプロジェクトの一人一人も自分から集ったのではなく、集められたものであり、また、教会を中心として聖書の救いを言葉や説明でなく、人様にお伝えしていける、そして、このプロジェクトのように、神の家族が創造され成長していくことができる。形は変わっても、スピリットは変わらずに若い世代に継承していくことができると考えている。


私たちの宣言

・私たちは神に呼び集められた者たちです。

・私たちはみ言葉が実体となることを信じ、告白します。

・私たちは福音の実体を人々に伝えます。

・私たちは神の家族の創造と成長を目指します。


【祈りの課題】

川上兄姉:赤ちゃんの成長とご夫妻のために

井上兄:お任せした先のことに主の導きがあるように

高木牧師:主任牧師の任を全うできるように

菅原:土台に留まり続けられるように

全員:俣木兄の新規事業の祝福のために


【次回は・・・】

6月27日(月) 11:00-12:00

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