きのう不全もきょう回復
親子、兄弟、姉妹、夫婦、嫁姑・・・
万益舎は「ケアの行き交う場所」と自負していますが、世界で一番ケアの行き交っている場所は家庭でしょう。
ちょっとしたことでムカついて、ちょっとしたことでケンカして、ちょっとしたことでホッとする場所、家庭。
言葉に出さなくてもわかってもらえる安心、カッコつけずにそのままの自分でいられる安心、道を踏み外してもおのずと軌道修正に導かれる安心・・・。
あまりにも当たり前で、時に甘えすぎてしまう場所。
昨今の機能不全の代名詞「家族」。「家族」が失いかけている「いのち」ってなんだろうか、と思うのです。
「くらしにいのちを」プロジェクトは様々な機能不全の回復を目指しています。
生れてきた背景や育ってきた環境、考え方、感じ方、伝え方、十人十色ですが、ただ一つみんなが同じく願っていることは「幸せ」であること。
この幸せの形も十人十色だからややこしい。
近ければ近いほど、分かってもらえないと「もういい!あっちへいってろ!」なんて映画の1シーンだと笑えるのに、自分がそうだと、笑えない、ですよね。
やっぱり距離が必要なのかねえ?
あんまり離れると寂しいんだよね、ほんとは。
つかずはなれず・・・頭ではわかるんだけどね。
一緒にいてもホッとしないこともあるし、離れていても安心、ということもあるし、
そんなわけで万益舎では今日も、呪文を唱えております。
「安心していただくために、今、私に、何ができるでしょうか」
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